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2011年12月13日

高崎経済大学で「原発のコスト」を考える講座が開かれます

日   時 : 平成23年12月14日(水) 午後2時20分~4時20分
場   所 : 5号館 511番教室
講   師 : 立命館大学国際関係学部教授 大 島 堅 一 (おおしま けんいち)氏
演   題 : 原発のコスト~エネルギー転換への視点
http://www1.tcue.ac.jp/home1/k-gakkai/lecture/index1.html


毎日新聞 2011年12月9日 東京朝刊

ひと:大島堅一さん
   =原発批判の立場で国の委員になった経済学者
 ◇大島堅一(おおしま・けんいち)さん(44)

 東日本大震災前から「原発は割高」と指摘してきたこの人が、内閣府のコスト等検証委員会など二つの委員会の委員になった。

 原発が集中する福井県に生まれ育った。浪人生だった19歳の時、チェルノブイリ原発事故が起きた。「安全で割安」とする国の原子力政策にごまかしを感じ、「国の金の配分から“原子力ムラ”の実態に迫ろう」と、大学で財政面からの原発研究を始めた。

 原発のコスト研究は注目されない領域。電力9社の有価証券報告書や国の予算書など膨大な資料からデータを拾い出す作業をコツコツと重ねた。原発経費は水力や火力を上回り、実際は国や電力会社の説明の約2倍に跳ね上がった。10年3月、この数字を専門書で世に問うたが、原発推進の流れは強まるばかり。同年9月、内閣府の原子力委員会で意見を述べたが「それは研究と言えるのか」と、ほとんど相手にされなかった。

 「原発研究からサヨナラしようか」とも思った。だが福島第1原発事故で空気は一変。批判的な識者も起用する国の方針で、国の委員会の委員として白羽の矢が立った。

 「もっと世に発信すべきだったのでは」との反省もある。委員会は議論も資料も公開される。原発コストは安いという“神話”を打ち砕く結論が近く出るはずだ。「今度こそ重大事故や放射性廃棄物処理のコストを正確に反映させる。国民に事実を分かりやすく伝えたい」
<文・太田裕之/写真・宮間俊樹>

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■人物略歴
福井県鯖江市出身。一橋大大学院経済学研究科博士課程修了。高崎経済大助教授を経て08年から立命館大教授。

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